国営かんがい排水事業印旛沼二期地区
みなで育てる印旛の農業、農が養う印旛の自然  竜はふたたび現れるか
  農業と都市との調和のとれた地域をめざして。


 1.食料の安定供給・農業の持続的な発展・農村地域の活性化を図ります。

 2.農村地域の持つ様々な特徴・印旛沼二期地区の多面的機能に配慮し、農業用施設や農村
   環境の整備を目指します。

 3.整備を通し、地域資源の再発見,快適空間の創造と有効活用・維持管理など、地域住民
   のみなさんと一緒に地域づくりを推進します。

  農業・農村の環境保全貢献的機能を活かします。

  ◆ 農業・農村の多面的機能の発揮による効果

   ・食料の安定供給
   ・土砂流出・洪水防止等国土の保全
   ・水資源の涵養と大気や水質の浄化、温暖化抑制等の環境保全
   ・良好な景観の保全
   ・生態系の保全(生物多様性の保全)
   ・伝統文化・歴史の継承
   ・教育・休養の場の提供

  農業・農村地域の環境負荷を軽減して環境保全に努めます。  

  ◆ 環境保全方農業の推進による環境保全
    新鮮で安全な農産物を提供と環境負荷の軽減を目指して

   ・土づくり (環境保全型農業の基盤的技術として、土壌環境を整え、土壌の作物生産
          能力を向上・保全し、肥料や農薬の使用量の適正化を図ります)
   ・施  肥 (生産性との調和を図りつつ、適正な施肥を行います。
          特に化学肥料の節減を目指し、同時に用水の循環利用などを導入して環
          境負荷の低減を図ります)
   ・防  除 (安定した農業生産の維持には適切な病害虫・雑草等の防除が不可欠ですが、
          総合的防除の観点に立ち、適切な防除要否の判断を徹底します。
          例えば、化学合成農薬のみに頼る防除を控えて「生物的防除や環境に配慮
          した農薬」を導入するなどの努力で環境負荷の軽減を図ります)
   ・作付体系 (地力増進や維持、病害虫の発生の制御に効果的な作付け体系を導入し、肥
          料や農薬の節減を図ります)

  ◆ 資源循環型農業の展開
    農業・農村に於ける循環システムの構築を目指して

   ・リサイクル(農業のもつ物質循環機能を活かし、家畜や糞尿や農作物残さ等の有機物資
          源の有効利用を進めます。同時に、農業生産活動に伴って発生する廃棄物
          の適正処理やリサイクル利用を図ります) 
 
  パートナーシップによる環境保全を推進します。

  ◆ 地域の活性化(地域づくり活動)と維持管理体制

    良好な田園環境の保全を目指すとき、行政あるいは農業関係者だけの
    努力ではなかなか実現は出来ません。
    環境団体やまちづくり団体などの活動団体や地域の企業、子供達を含
    めた学校関係者に一般市民それぞれが一緒になって地域を育てていく
    ことが大切です。

    ともにパートナーとして協力し合って何かを成し遂げようとする事を
    最近では「協働(きょうどう)」という言葉で表現しています。
    こうして連携を図ることで、地域住民や企業及び行政の間で環境保全
    及び農業に対する共通意識が生まれます。
    また、農村整備などの計画の際は初期の段階から地域住民が事業に参
    加するよう法律でも定められています。

  ◆ 協働による事業推進と地域づくりの効果
    
   ・農村整備など地域に関わる事業計画では住民の意見がより反映された
    内容に
   ・維持管理や地域づくり活動の連携を図ることで、地域の連帯感が高ま  
    ると同時に活性化へと繋がります
   ・維持管理などは環境学習と関係性が深く、良好な景観の保全
   ・生態系の保全(生物多様性の保全)
   ・伝統文化・歴史の継承
   ・教育・休養の場の提供

 ● 受益面積 約5,000ha
 ● 関係市町村 4市2町2村(佐倉市、成田市、八千代市、印西市、栄町、酒々井町、印旛村、本埜村)
 ● 実施方針
 印旛沼周辺地区内における農業水利施設は、老朽化に伴う機能障害や営農形態の変化による用水不足をきたしており、維持管理費の増蒿が生じています。また、都市化の進展に伴う流出量の増大による湛水被害や、沼の水質悪化が生じています。
 このため本地区では、平成9年度より全体実施設計「印旛沼二期地区」として、国営かんがい排水事業の事業計画策定に向けた取り組みを行ってきました。

 これまでの間、社会経済情勢の変化、環境の変化を受け、主要工事計画の見直し等を行ってきましたが、全体実施設計着手以来5年が経過し、今年度「再検討」が実施されました。この再検討の答申に基づき「事業の実施方針」が示されました。
 今後は、関係機関との連携を図りつつ、水質改善をはじめとする印旛沼周辺の環境に配慮するとともに、コスト縮減に努めた事業計画策定に向けて推進していきます。

  
 ● 用水施設の改良

   安定した用水供給を図るために揚水機場・用水路の改修を行います。
   また、機場掛の見直し(用水の再編)を行い、一部機場の統廃合を行います。

 ● 排水施設の改良

   老築化による施設の機能低下、周辺の開発に伴う流出水の増加等による農作物の湛水被害を
   防ぐため、揚水機場・排水路の改修を行います。

 ● 管理施設の改良

   本地区は、かんがい排水施設が広範囲に配置されていることから、水管理制御施設を導入し、
   用排水の集中管理を行い、維持管理の軽減を図ります。

 ● 多面的機能を有した田園空間創造の為の整備

   農村地域に生息する生態系や自然環境の保全を目指します。
   そのために、農業用施設の改修などを行う際には、他自然型水路や水質浄化機能を持つ施設
   など、環境に配慮した構造を検討し、設置していきます。

   農村集落風景のもつ快適性を見直し、やすらぎのある空間を創造します。
   自然溢れる快適な空間をみんなで育てていけるよう、地域づくりと連携した整備を行います。
   地域の発展とともに他地域との交流を活発にするなど、より一層の地域の活性化を整備とと
   もに推進します。

   <施設計画>

    用水機場     3機場(白山・甚兵衛機場、埜原機場、一本松機場)
    用排水機場    3機場(宗吾北機場、宗吾西機場、吉高機場)
    用水路      2路線(白山・甚兵衛用水路、一本松用水路)
    排水路      2路線(中央排水路、吉高排水路)
    水管理制御施設 22機場(地域の用排水施設を対象とします)

   <国営関連事業>

    県営かんがい排水事業、県営ほ場整備事業、県営土地改良総合整備事業、
    団体営基盤整備促進事業  等

    受益面積500ha未満のかんがい配水施設については、国営関連事業とし、用水機場・
    用水路を改修して補給機場をなくします。
    排水機場・排水路の改修・暗渠排水等の整備を行います。

   <概算事業費>

    国営事業費    約240億円
    国営関連事業費  約390億円

著作権は農林水産省関東農政局利根川水系土地改良調査管理事務所が所有しています。
(引用に関しては出典を表記しました)
このサイトの文章・画像など内容についての無断転載を禁じます。

Copyright (C) 2002-2004 nouseikyoku-kanto
No reproduction or republication without written premission.